歴史

歴史

 これまで東北大学では、全学的な視野から設備、管理運営を行い、設備の共用化を進めてきました。また、それらを担う人材の育成にも取り組んでいます。

コアファシリティ統括センター設置までの歩み

 本学では、平成17年から全学の「設備整備に関するマスタープラン」を策定し、学内の教育研究ニーズと世界の研究動向に則した大型研究設備の整備を計画的に行ってきました。現在、「第4期(令和4~9年度)設備整備に関するマスタープラン」に添って整備を行っているところです。
 平成20年には、本学が誇る最先端の設備の学内外への活用を促す組織としてテクニカルサポートセンター(以下、TSC)を設置し、全学的な設備の共用体制を整え、効率的に設備が利用できる体制を構築しました。TSCによる設備利用状況の把握は、上記マスタープランの立案のベースとなっています。
 文部科学省の「設備サポートセンター整備事業」(平成27年度採択)等を通じて、設備のマネジメントや技術サポートの強化を進め、文部科学省の「新たな共用システムの導入・運営プログラム」(平成28、29年度採択)、「研究機器相互利用ネットワーク導入実証プログラム(SHARE)」(平成29年度採択)によって、学内での設備の共用体制のみならず。地域研究機関との設備共用体制を強化してきました。
 また東北大学は、若手研究者が躍進する大学として、若手研究者へのシームレスな総合支援パッケージを提供しています。その一環として、「若手研究者共用設備利用支援制度」を設けました。若手研究者による先端研究設備利用を推進する取組で、自らの研究の加速のみならず異分野の研究者や技術専門スタッフとの交流が生まれ、研究領域の拡大や分野融合研究の模索にも大変有用であると好評を得ています。さらに、令和2年度に採択された文部科学省「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」に参加している学外の若手研究者を支援する体制も構築し、学外研究者の研究推進にも貢献しています。
 技術職員については、平成21年に総合技術部が設置され、全学で技術職員の配置管理が行われるようになりました。さらに平成25年には、専門技術毎の職群制度を導入することにより、個々の技術職員が有する技術の高度化と組織運営力を高める取組を行ってきました。平成28年には、「総長研究支援技術賞」を創設し、優れた研究支援によって研究成果の創出に顕著な貢献があった技術職員を評価する仕組みをつくりました。これらの精力的な取組の結果、令和2年には、本学の技術専門職員が文部科学大臣表彰研究支援賞を受賞しました。
 本学は、分散したキャンパスから成り立っており、全学での設備共用に対するハードルとなっていました。そこで、各キャンパス内では研究内容・研究手法を共有していることから、各キャンパスに設備共用のためのサテライトを設置し、キャンパス内共用を推進しています。サテライト内で大型設備の集約を行い、部局を越えて、高い技術を持った技術職員による測定支援・設備管理を行う体制へと繋げています。研究手法毎に共用設備が集約したことは、学外研究機関の研究者の利便性を高めています。そして、本学との共同研究を含めて研究の活性化に貢献しています。

テクニカルサポートセンターサテライトの構成
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