組織体制

組織体制

 コアファシリティ統括センターの特徴の一つとして、研究基盤整備戦略企画会議が挙げられます。当会議では、研究担当理事、人事担当理事、情報担当理事が連携し、設備の管理・運用・整備やそれを担う人材の育成に関する全体的な企画・管理と総合調整を行っています。また当会議では、研究設備マネジメント専門委員会がとりまとめた大型研究設備の設置・管理運営に関する提案等も協議・決定しています。
 研究基盤整備戦略企画会議で決定した施策を実施する組織として、これまで設備共用の企画・実施の中心的役割を担ってきたテクニカルサポートセンター(TSC)にコアファシリティ管理運営部門と共用利用システム管理部門を設置すると共に、共用利用マネジメント部門とスキル開発センターを設置し、これら部門・センターが有機的に連携しながら活動しています。
 学内キャンパスにはサテライトを設置し、キャンパス内共用を推進すると共に、技術職員による部局を越えた研究支援・設備管理の体制を敷いています。また、本学のデジタル化推進の中核である情報部とは、設備利用と研究成果に関わるデータの集積。分析等で密に連携しています。

▶ コアファシリティ統括センターの体制と各部門・センターの取組概要

コアファシリティ統括センター組織図
01. コアファシリティ管理運用部門

 当部門では、コアファシリティ統括センターの各部門・センターのおける設備の整備・管理・運営や共用に関する活動を調整・管理すると共に、その進捗情報や、研究現場での設備共用に関する情報を収集・分析し、研究基盤整備戦略企画会議へ報告しています。
 また、各部門・センターの代表者で構成される実務者会議の運営・とりまとめを行い、設備の整備・管理・運営や共用に関する情報を関係者間でタイムリーに共有し、迅速な対応に繋げています。
 さらに、上記の学内対応のみならず、本学の設備に関するアウトリーチ活動も担い、学外研究機関等との設備共用の推進にも貢献しています。
 共用利用システム管理部門と協働して、設備の整備・管理・運営や共用に関する情報全般を体系的に収集・分析し、本学が整備・更新すべき設備や、効果的な設備の運用について検討を進めています。将来的には、これらの情報と研究情報等を紐づけして分析を深め、その分析結果を基に、本学における設備の整備・更新計画の企画・立案に貢献していきます。

▶ 利用状況の年次推移(利用時間数)

利用状況の年次推移(利用時間数)
02. 共用利用システム管理部門

 当部門では、学内の研究者、学外の研究機関や民間企業に対する窓口として、共用設備の利用全般を管理しています。具体例として、ウェブシステムのよる共用設備の利用申請や利用状況の管理、設備利用者のニーズ・技術に関する相談対応とコーディネートが挙げられます。
 さらに、コアファシリティ管理運営部門と協働して、設備統合管理システムの構築を進めています。この新しいシステムの構築により、設備の予約・利用から料金請求までの一連の流れを感知するだけでなく、設備利用と研究成果等との紐づけを行い、システムから得た情報を本学の研究推進のための戦略的な設備の整備・更新に反映させることを目指しています。

▶ 利用の流れ

共用設備利用の流れ

▶ 利用可能設備

利用可能設備
03. 共用利用マネジメント部門

 当部門では、共用設備および技術サービスの利用促進のために、利用者目線で、利用しやすい環境の整備を進めています。学内研究者に留まらず、学外研究者、産業界、地域社会まで幅広く利用いただけるよう、以下の取組を実施しています。

▶ 設備のリモート・スマート共用環境の整備

 本学の共用設備について、遠隔操作を行うリモート環境や自動化を取り入れたスマートラボ環境を整備し、時間や場所に制限されずに研究を遂行するための利用環境の構築を進めています。
 ネットワーク管理者と共用設備の管理者とが協働して、作業の自動化、稼働状況のモニタリングや画像配信、遠隔地からのデータ解析や自動運転の制御など、共用設備の運用形態に合わせたリモート・スマート化のレベルを種々設定し、設備のリモート・スマート共用環境の整備を進めています。

設備のリモート・スマート共用環境の整備イメージ
▶ 技術情報サイト・コンテンツの整備

 共用設備の利用や技術的な相談に関して総合的にサポートするために、共用設備や技術サービスに関するポータルサイト(東北大学研究基盤利用ポータル)を設け、ワンストップサービスの基盤整備を進めています。
 また上記のポータルサイト等を通じて、共用設備や技術的支援に関する情報を産業界に提供すると共に、産業界等のニーズについて随時把握し、設備利用の促進を図っています。産業界との接点を創出することで、広く産学官の人的交流や共同研究への発展に繋げていきます。

▶ 国際化対応

 本学において、外国人職員とその家族向けサポートを行っているInternational Affairs Center等と協働し、公開情報の多言語化や技術情報窓口での外国語対応を充実させています。その他にも、外国人研究者が設備を円滑に利用できるよう、必要な支援の強化を進めています。

04. スキル開発センター

 本学は、平成21年に総合技術部を設置して技術職員の育成を集約化し、さらに平成26年には専門技術毎の職群制度を導入することにより、個々の技術職員が有する技術の高度化と組織運営力を高める取組を行ってきました。これらの取組は画期的であり、他大学には見られません。

東北大学総合技術部の職群

幅広い技術支援と設備管理(職群)

 当センターは、これまでの取組を加速させるために設置した組織であり、最新かつ高度な技術を駆使し研究者のパートナーとして活躍する高度技術エキスパートを育成しています。並行して、技術や設備に関する企画・マネジメントを担い、研究戦略や経営戦略に参画するマネージャーを育成することにより、技術職員のキャリアパスの複線化を進めています。

複線キャリアパス構築の概念図

複線キャリアパス構築の概念図

 具体的な活動として、企業研修等を取り入れた効果的な研修プログラムを開発・実施し、技術職員に求められる具体的な役割期待指標を設定することにより、技術職員の人事評価や戦略的・計画的な配置に関わる制度の整備を進めています。

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